陰陽道と占い
日本の占い史上、最も重要な位置を占めるのが陰陽道である。
これは、万物を陰と陽、木・火・土・金・水の五行、十二支などによって位置づけることで、天意を読み取る方法です。
この陰陽道と古代天皇の誕生が、重なっているのです。
どちらも7世紀後半の天武天皇の時なのです。天皇を名乗り始めたのが天武天皇で、それまで天皇はおおきみなどと呼ばれていたのです。
北極星を神格化した天皇大帝から取ったのが天皇の称号です。
これ以降、天皇は、天意を読み取る責任者となったのです。
このため天武天皇は陰陽寮という役所を設置しました。
近年、小説や映画で人気の陰陽師は、この役所の技術官僚だったのです。
彼らの仕事の一つは、最新の天文学から天体の動きを知り、それによって暦を作り、天意を占うことだったのです。
そして世界は、太陽と月の動きに従って刻々とその運命の状況を変えていく。
一日のうち陽気の力が最も強いのが正午で、最も弱いのが正子です。
一年は、太陽の力が最も弱い冬至から、少しずつ陽気が増えるサイクルで動いている。
それを表すのが暦です。
暦は単なるカレンダーではなく、天下の運命を表すものでした。